面白いもんでさ,引き分けの時ってチームの状態がよく見えるんだ
試合後に選手全員が悔しそうな顔してたら,それはチームの課題が残った試合
逆にそれなりに満足げな顔をしてたら,それは全員で何とかしのいだ試合
そんな中で一番良くないのが,全員がバラバラの顔してること。
勝ちたがってんなら,その想いをケンカしてでもすり合わせりゃいい
そうすりゃ相手の考えがわかる
それが次々広がって,チームっていうひとつの生き物になる
そうやって強いチームってのはできるんだぜ
久しぶりの更新だけど,俺はこのサイトを諦めたわけじゃないぜっ!
綱本将也+ツジトモ『GIANT KILLING』より,主人公・達海猛の言葉.
『GIANT KILLING』(通称ジャイキリ)は,Jリーグの弱小クラブが達海猛により強化・再生していくストーリーで,現在絶賛連載中.ようやく読みましたが,確かにかなり面白い.ありえない必殺シュートなどがなく,燃え尽きるような大会もなく,負けても次の試合に向けて準備をする選手やスタッフの姿が描かれていて面白いです.
さて,冒頭の発言は,チームが5連続引き分けとなる中,勝ちを目指す選手と現状で安心する選手に分かれた様子を見ての言葉.名言が多い本作でこれを選んだのは,10年も前に読んだ以下の記事を思い出したから.
・「多忙は怠惰の隠れみのである」ということについて(ほぼ日刊イトイ新聞)
そういえば、元・野球監督の藤田元司さんが、
「調子いいですねぇ」とか連勝中に言われると、必ず、
「いいときに悪い芽が育っているからねぇ。
いまのほうが怖いんだよ。
勝っているだけに、そいつを見つけだすのが、
なかなか難しいんだよ」と答えていた。
引き分け続きと連勝とで違いはあるけれど,なんとなく共通のものがあります.
私個人の生活を振り返ってみると,仕事が忙しいときにはどうしても現状維持というか,「忙しいからここまででいいや,これまでも納得してもらってきたし」というクオリティのアウトプットで線を引いてしまいがち.ところが,顧客に対して本当に必要な付加価値を与えているかとか,自分が成長できているかといった視点では,本当のところたぶん足りないのでしょう.
ここであがりと胸なでおろし 気ままにできたらどんなにいいか(橘いずみ『ピストル』)と思っていた私ですが,いつのまにか妥協することが多くなってきているようです.耳に痛い…

