―そう キミは
負けるコトを
まだ知らない!
森川ジョージ『はじめの一歩』より,主人公・一歩の名言。かつてのジムメイトであり後輩であるハンマーナオ(山田ゲロ道)との防衛戦での一歩の心の声。調子に乗って一歩をフルボッコにしようとするゲロ道にリバーブローを突き刺してダウンさせてからのお言葉です。
一歩の強さの源は鴨川会長やジムメイトの支えもさることながら,伊達に負けた経験があるということにあります。負けた経験があるということがいつか財産になるとは,『スラムダンク』の山王・堂本監督も言っていました。
伊達との試合はリアルタイムで雑誌を読んでいたので,びっくりしました。そこまで連戦連勝すべてKOで来た若い主人公を負けさせるとは。でも伊達に負けたり,スパーとはいえ世界王者リカルド・マルチネスにフルボッコにされたり,適度に挫折は積ませてるんですよね,作者。
と,このあたりはそこそこリアリティがまだあったのですが,結局敗戦らしい敗戦はこれくらい(あと当初の宮田との練習試合)で,その後は勝ち続けの一歩。劇中の主要人物の強さのインフレはまるでマンガのようです。マンガだけど。
先週号にいたっては,宮田のパンチが光速ですからね…テニプリかよ!とツッコミを入れたくなりました。最近やたらと引き伸ばすし,『はじめの一歩』を読むのもそろそろ潮時かな…
講談社
