…よしてくれよ…
おれはれっきとした人間だぜ…
臆病で弱っちい…
ただの人間さ……!!
三条陸+稲田浩司『ダイの大冒険』第27巻より。何度シグマの攻撃を受けても立ち上がるポップ。シグマの「君は本当に人間なのか」と問われてこの答え。
『ダイの大冒険』において,最初はヘタレキャラもしくは狂言回し的なポジションになるかと思いきや,大成長してほとんど主役の扱いを受けるポップ。このシグマ戦あたりから,恰好よさのみが目立ってきます。
…化かしあいは… おれの勝ちだっ!!!
対シグマの決めの台詞も好きなんですよね。
ポップの面白さというのは,最初ヘタレなことも含めて人間臭さにあるんですよね。「臆病で弱っちいただの人間」なんて,かつてはジャンプ漫画の主人公に許された台詞ではないですし。だがそれがいい。
漫画の世界に限らず,現実社会でも自分の弱さを知っている人間が強いのは真理だと思います。そういえば,『スラムダンク』(SLAM DUNK)の安西先生も言っていましたね。「下手糞の上級者への道のりは己が下手さを知りて一歩目」と。
